Story（Badlands編）
Middle of Nowhere
CJの視界は遮断されているが、テンペニーの声が聞こえてくる。頭にかぶせられた袋を取られると、そこはパトカーの中で、いつものクラッシュの面々がいた。車の外は、どこだかわからない空気のきれいな場所だった。スウィートのことを心配するCJだったが、彼は警察病院に入院しているらしい。
テンペニーは、俺たちのことを嗅ぎまわるなと釘を刺し、今後も彼らへの協力を強要する。
ここでの最初の仕事として、テンペニーらにとって不利な証人を隠伏先のチリアド山中で見つけ出して殺害する（Badlands）。
非常事態を知ったシーザーがCJの身を案じて電話をかけてくる。CJの置かれている状況を把握すると、彼のいとこを助っ人として紹介してくれる。CJはその助っ人を尋ねてレッド・カウンティに向かった。
カタリーナ
カタリーナ
田舎町のとある店舗に入ると、ナイフ片手にいざこざを起こしている女がいた。このゴロツキのような女こそが、シーザーの言っていた助っ人である。女はCJを連れて店を出ると、カタリーナと名乗る。彼女はこのあたりで襲えそうな店舗のあたりを既につけていた。
CJはカタリーナの下僕のように一方的に振り回されながら、ガソリンスタンドを襲ったり（Tanker Commander ($)）、酒店を襲ったり（Local Liquor Store ($)）、場外馬券売り場を襲ったり（Against All Odds ($)）、銀行を襲ったり（Small Town Bank ($)）する。
彼女は口こそ悪いながらも、CJへの情愛を深めつつあるように見えた。
ヒッピーのトゥルース
トゥルース
しばらくこの地で過ごしていると、知らない男から電話がかかってくる。男はトゥルースと名乗る。彼がテンペニーとの関係を匂わせると、CJは仕方なく彼のところへ向かう。
そこには、ヒッピーの老人とテンペニーの姿があった。テンペニーは麻薬でラリっており、始末してほしい男がいると言い残すとその場を立ち去る。トゥルースは、テンペニーに麻薬を横流ししているようだ。
トゥルースが敵対視しているサバイバリストの農場からコンバインを盗むと、彼からは一定の信頼を得る（Body Harvest）。
シーザーとケンドル
シーザーから緊急の電話がかかってくる。彼やケンドルの命が危険にさらされているというのだ。CJは急遽2人をこの地に呼びよせる。
CJと2人はとあるガレージハウスで無事再会する。今すぐロスサントスに戻って連中をぶちのめすとシーザーは憤るが、CJは無謀だとたしなめる。シーザーによるスモーク、テンペニー、プラスキーへの嫌悪感は相当なもののようだ。また、スモークがサンフィエロから定期的に薬物を運搬しているという情報もつかんでいた（King in Exile）。
シーザーの勧めで、郊外で開かれるストリートレースに参加して賞金稼ぎをすることになる。スタート地点で待っていると、黒いスーツにサングラスの中国人が現れる。男は、ウージームー（Wu Zi Mu、武梓穆）と名乗り、カネと車のどちらを賭けるのかと言い残して立ち去る。シーザーは奴に気をつけろという。レースでは、CJが勝利を収める。ウージーはCJの生真面目な走りを気に入り、サンフィエロで共にビジネスをしたいと連絡先を残していく（Wu Zi Mu）。
グッバイ、カタリーナ
CJがレース用の車を整備していると、憤慨したカタリーナが詰め寄る。カタリーナは自分ではなく車に興味を抱いているCJを許せないようだ。CJは二人のために手に入れた車だと説明するが、カタリーナは唐突に新しい恋人を紹介する。CJは身を引くというが、無理やりレースで決着をつけることになる。レースはCJが勝利し、カタリーナは賭けのカタとしてサンフィエロのガレージの権利書を手渡す。どう見ても未練を断ち切れていないカタリーナだったが、新恋人とともにリバティーシティに旅立っていった（Farewell, My Love...）。
カタリーナの新恋人は、お気づきの通りGTA3の主人公です。この二人の因縁の関係はここからはじまりました。
サンフィエロへ
トゥルースのところに戻ると、必要なものはそろったと伝えられる。出発の準備をしていると、麻薬捜査局のヘリの音が聞こえる。CJとトゥルースは火炎放射器を手に取り、証拠隠滅のため麻薬畑を燃やし尽くす。仕上げにヘリをロケットランチャーで撃墜する。
CJはバンを運転し、トゥルースとともに一路サンフィエロへと向かった（Are You Going to San Fierro?）。